山陰ゆかりの店郷音

山陰の恵み 故郷鳥取への想いと、山陰の豊かな食文化をお届けします

郷音の想い

「山陰ゆかりの店郷音」は、故郷鳥取への深い愛情と、山陰の豊かな食文化を関西の地で伝えたいという想いから生まれました。

店主は鳥取県東部出身。関西で長年暮らす中で、故郷の味を恋しく思う山陰ゆかりの方々、 そして清荒神を参拝される多くの方々、そしてこの地を訪れる皆様に、本物の山陰の味をお届けしたいと考えました。

昼は清荒神の皆様に郷音名物アジフライなど親しみやすい定食を、 夜は本格的な郷土料理を、皆様、そして山陰ゆかりの方々との「郷愁」を感じながら、「心に響く夜」をコンセプトに、 時間帯に応じて異なる魅力をお楽しみいただけます。

店主の想い

山陰の食文化

鳥取の発酵食文化

鳥取の発酵食品:鯖のへしこ、鯖の塩麹、鯖の酒粕漬け

左から:鯖のへしこ、鯖の塩麹、鯖の酒粕漬け

鳥取に古くから伝わる発酵技術の粋を集めた伝統の保存食品。 鯖のへしこは塩と米糠で発酵させた山陰地方の代表的な発酵食品で、 深い旨味と独特の風味が特徴です。鯖の塩麹は現代的な発酵技術を活かし、 素材の旨味を最大限に引き出した逸品。鯖の酒粕漬けは日本酒造りの副産物である 酒粕を使用し、芳醇な香りと上品な味わいを楽しめます。 それぞれ異なる発酵の深みが、鳥取の食文化の豊かさを物語っています。

鳥取県東部の恵み

鳥取県東部の海の恵み・モサエビ

甘えびよりも甘いモサエビ。

日本海の豊かな海の幸と、中国山地の山の恵みに育まれた鳥取県東部。 新鮮な魚介類、良質な米、季節の山菜など、四季折々の食材が豊富です。

  • 日本海の新鮮な魚介類
  • 鳥取市河原町産「きぬむすめ」
  • 中国山地の山菜・きのこ類
  • 鳥取和牛などの畜産物
鳥取県東部の新鮮な刺身盛り合わせ

鳥取県東部の新鮮な刺身盛り合わせ

郷土料理の継承

鳥取の郷土料理

鳥取の郷土料理の数々

約50種類にものぼるメニューの8割近くが鳥取にゆかりのある料理や食材。 鳥取県東部から西部まで鳥取県全域の名物を幅広く取り入れ、 伝統的な調理法を守りながら現代に伝えています。

  • ののこめし(いただき)- 鳥取県西部の伝統料理
  • とうふちくわ - 鳥取中部の名産
  • ハタハタ料理 - 鳥取産白ハタの様々な調理法
  • 松葉ガニ - 冬季限定の本格コース

食材への深いこだわり

山陰の新鮮な魚

山陰の新鮮な魚介類

境港で水揚げされた新鮮なアジ、脂の乗った鯖、 希少なノドグロ(赤ムツ)など、日本海の恵みを直送。 大江ノ郷自然牧場の天美卵、砂丘らっきょうなど、 山の幸も厳選して取り寄せています。

地酒セレクション

山陰の地酒飲み比べ

山陰の地酒飲み比べ

鳥取・島根の地酒を豊富に取り揃え。 「日置桜」「辨天娘」「千代むすび」などの鳥取の銘酒に加え、 島根の「李白」なども取り扱っています。 山陰の銘酒と郷土料理の絶妙なマリアージュをお楽しみください。

清荒神とのつながり

門前町での新たなスタート

清荒神清澄寺は「火の神・台所の神」として信仰され、商売繁盛の神様としても知られるお寺。 地元では親しみを込めて「荒神さん」と呼ばれています。

店主が新店舗物件を偶然見つけたのも、この清荒神へのお参りの帰り道でした。 阪急清荒神駅から徒歩30秒、清荒神清澄寺の参道入り口という門前町に位置し、 青い暖簾に大きく店名が書かれた外観が目印です。

地域コミュニティとの関わり

門前町の参道入口という立地柄、初詣や参拝客が行き交う賑わいの中で営業。 宝塚商工会議所や兵庫県の創業支援策を活用した開店で、 地域との繋がりを大切にしています。

宝塚市と山陰・松江市が姉妹都市であることから、 店名に「山陰ゆかりの味」と冠して松江の地酒も取り入れるなど、 地域間交流の要素も大切にしています。

門前町の活性化への貢献

郷音オープン以降、清荒神参道では新しい店舗の出店が続いており、 門前町の再活性化の流れの一端を担っています。 清荒神という土地で地元客に支えられつつ、山陰の文化・食を発信する架け橋的な存在となっています。

店内の雰囲気

温かみのある空間

白壁に瓦屋根風のひさしを備えた外観に、大きな藍色の暖簾が掛かる入口は、 門前町の風情に溶け込んでいます。

門前町に溶け込む郷音の玄関

門前町に溶け込む郷音の玄関

1階はカウンター席6席と4人掛けテーブル1卓。 木の温もりを感じる落ち着いた空間です。

1階カウンター席とテーブル席の様子

2階フロアにはテーブル席約10〜14席を用意。 明るく開放的な2階では、グループでの食事や貸切利用 (最大15名程度)にも対応可能です。

2階フロアの様子 - テーブル席が並ぶ明るく開放的な空間

郷音(さとね)の歴史

2003年

大阪・北浜で、とっとりゆかりの店 郷音(さとね)開店

店主・白岩俊夫が50歳手前で一念発起。調理師学校で学び直した後、 故郷鳥取の味を提供する郷土料理店「とっとりゆかりの店 郷音(さとね)」を大阪・北浜のビル地下に開店。 鳥取の食材を使った料理で少しずつ顧客を増やしていく。

当時のメニュー表表紙

当時のメニュー表表紙

2011年

北浜の夜景が望めるビルへ移転拡張

北浜の別ビル高層階へ移転。夜景が望める立地で企業の接待にも利用され、 鳥取の郷土料理店として確固たる地位を築く。

2020年

コロナ禍での苦境

新型コロナウイルスの影響で業績が急転直下。企業の接待予約、年末の忘年会が殆どキャンセルとなり、とても厳しい経営状態になる。

2021年3月

とっとりゆかりの店郷音(さとね)の閉店

2021年3月末で、とっとりゆかりの店郷音(さとね)を閉店する。

2021年7月

山陰ゆかりの店郷音(さとね)を開店させる

清荒神清澄寺への参拝帰りに理想的な物件と出会い、移転を決める。
7月15日に宝塚市清荒神参道入口で、山陰ゆかりの店郷音(さとね)をオープンさせる。

これからの郷音

大阪・北浜での約20年の歴史を経て、清荒神で新たなスタートを切った郷音。 これからも山陰の食文化を大切に守りながら、より多くの方々に故郷の味をお届けしてまいります。

地域に根ざした店として

清荒神という歴史ある地域で、参拝客の皆様の憩いの場、 そして山陰出身者の方々の心のふるさととしても愛される店舗を目指します。

山陰食文化の継承

伝統的な郷土料理を正しく継承し、次世代に伝えていくことで、 山陰の豊かな食文化の価値を関西の地から発信し続けます。

人と人とのつながり

郷音の料理が、お客様のささやかを楽しみや、喜びのきっかけになればと願っております。 食で、穏やかな日常の日々や日常の尊さを想い、人々の心が晴れわたり笑顔で過ごせる日が、一日でも早くやってくる事を心よりお祈りいたします。